2014年5月25日日曜日

iPhoneが128kbpsに規制されても出来ること、出来ないこと

最近はLTE(4G)のおかげで高速通信がどこでもいつでも使えるようになりました。なので、ついつい使いすぎてしまい、月間7GBの制限を超えてしまう、なんてことも多くなっています。5月はKDDとドコモの新商品・新サービス発表会(ともに1時間ほど)の動画中継をみたおかげで、既に今月は規制されてしまっています。

その規制された状態で出来ることは何でしょうか。以下、auのiPhoneでの結果です。他社の規制は挙動が異なる可能性はあります。


まずはスピードテスト。auの場合はだいたいこんな感じに規制されます。極端に遅いですが、iPhone4s時代の3Gの遅い時、って感じです。


最初はiTunes Matchです。以前の記事にも書きましたが、詰まらずに再生できるアルバムと出来ないアルバムがハッキリ区別されます。なにが原因なのか、今のところわからないですが、128kbpsでも再生できるアルバムは再生があっさり始まって、以降詰まることはありません。一方で出来ないアルバムは再生開始まで時間がかかり、数秒で再生が途絶えます。その後も断続的な再生となりとても使えません。最初にローカルに保存されている曲を全て消去して検証しています。謎です。


続いてLisomo Waveでラジオを聴く。これは問題なく出来ます。日曜日の公園で昔聞いたラジオ局の番組を楽しむ、それは128kbps規制でも大丈夫です。


続いてYouTube。これはダメです。読み込み自体が遅く、動画再生を開始するも出来ません。規制されているときは動画を諦めるべきなのかもしれません。


Skypeアウトで電話をかける。これは大丈夫です。FaceTimeオーディオが規制されていても利用可能なのと同じ理屈でしょう。音声通話は案外規制されているときも使えます。なのでLINEの無料通話などを含めた音声通話サービスは使い過ぎを気にする必要はないかもしれません。


Webページの閲覧もYahoo! JAPAN程度のサイトなら問題なく出来ます。モバイルサイトとして再構成されているなら容量も小さく、また掲載されている写真もサイズを落としてあるので、特に不便を感じることなく使えます。ただAppleのサイトのように写真を多用して容量が大きくなっているページは表示に時間がかかり、快適とは決して言えません。容量の大きなサイトも規制されていれば諦めるしかないのかもしれません。


結論として、128kbpsに規制されても「テキスト」「音声」「モバイルサイト」の範囲では遅いですが使えます。でも少しでも容量の大きな通信が必要となれば明確に使えなくなります。日頃からデータ通信を節約しておく必要はやはりあります。まあ超高速LTE時代なんだから、月間7GBの制限も12GBくらいまで拡張して欲しいとは思います。