2014年6月25日水曜日

auの新料金プラン、家族契約では他社より大幅高 どーするの?


auの新料金プランの話題が続きますが、このプラン、個人で契約する場合は他社に比べて安いケースも多くあります(もちろん既存プランに比べると高くなるケースが多いですが)。しかし家族契約の場合、ドコモのプランやソフトバンクのプランに比べて高くなる特徴があります。


いろんな状況を想定して計算してみます。iPhoneのデータ増量やU25割引、長期割引などは考慮せず、基本プランでの比較とします。また比較する料金は税別です。

家族3人がスマートフォンを利用してデータを分け合う場合

10GBをシェアする場合
au(5GB+2GB+3GB)=21700円
ドコモ=19500円

15GBをシェアする場合
au(10GB+2GB+3GB)=24700円
ドコモ=22500円

20GBをシェアする場合
au(13GB+5GB+3GB)=27300円
ドコモ=26000円

30GBをシェアする場合
au(10GB+10GB+10GB)=33000円
ドコモ=32500円

auとドコモの差は大容量になるに従って差が埋まっていきますが、それでも家族契約ならドコモに料金面の優位性があります。

家族4人がスマートフォンを利用してデータを分け合う場合

10GBをシェアする場合
au(3GB+3GB+2GB+2GB)=27400円
ドコモ=23000円

15GBをシェアする場合
au(5GB+5GB+2GB+3GB)=29700円
ドコモ=26000円

20GBをシェアする場合
au(5GB+5GB+5GB+5GB)=325000円
ドコモ=29500円

30GBをシェアする場合
au(10GB+10GB+8GB+2GB)=38300円
ドコモ=36000円

4人の場合も大容量になれば差は縮まりますが、その差自体はさらに広がります。これらケースだとドコモに価格面で全く歯が立たないと言っても過言ではないのではないでしょうか。

auの新料金プランが優位に立てるのはやはり個人での利用が10GBを超えるような使い方でしょうか。かなり状況が限られるような気がします。この料金設定でどのように競争を展開していくのか疑問ではあります。