2015年9月27日日曜日

iPhone6sの4Kビデオは凄い、けど扱いに困る

iPhone6sの大きな特徴の一つが4Kビデオの撮影に対応したことです。最近のスマホの潮流とはいえ、この小さなディバイスでこれだけ鮮明な動画が撮影できるのは驚異的でもあります。


しかし4K動画の容量は非常に大きくなります。1分くらいの動画で300〜400MBもあり、16GB派の僕は容量を圧迫させない工夫が必要です。さらに4K動画はiPhone本体では本来の解像度で再生することはできません。またMacに取り込んでもその解像度に対応したディスプレイに繋がなければ本来の解像度での再生は不可能です。

動画を共有するにしても4Kに対応した共有サービスは限られます。VimeoはまだHDまで、Vineなんかも4K動画には対応しません。YouTubeは4Kに対応していますが、iPhoneの写真アプリからは4K動画をアップできず、一旦iMovieに書き出してからアップロードします。また一旦Macに取り込んで編集しようと思っても4K動画に関してはMacBook Pro(early 2011)の写真アプリの動きが遅く、あまり使えません。


上の動画はiPhone6sで撮影し、iMovie(iPhoneアプリ)からYouTubeにアップロードしたものです。設定(歯車マークのアイコン)で画質を2160p(4K)にして4K対応のディスプレイで再生してみてください。ただ遅いブロードバンド回線だと読み込みが間に合いません。ちなみに僕自身、4K対応のディスプレイを持っていないので、この動画がどこまで綺麗に映っているかの確認はできていません。

端的に言ってしまうと4Kビデオは気軽に撮影できるようになったものの、再生環境、共有環境はまだ整っていない状態です。

ちなみに4K動画を撮影中、シャッターボタンを押すと写真が撮れます。この写真は800Mピクセルで従来のiPhoneで撮影した写真と同等の解像度になります。


この画像もこれまでの動画を停止させて切り取った写真に比べてかなり鮮明です。当然と言えば当然ですが。