2016年3月31日木曜日

iPhone SEとiPhone6s、auのSIMでの通信速度比較

先ほど配送されたiPhone SEで早速スピードテストをしてきました。iPhone SEは下り最大150Mbpsまでとなっており、iPhone6sの下り最大300Mbpsの半分の理論値になっています。これが測定でどのような差になって現れたのでしょうか。

auのSIMでテスト


手元にあるauのSIMを刺して、掴む周波数を変えながら比べました。テスト地点の電波状況は良好、お昼時なので少し混雑気味、Band1は20MHz幅、Band18は10MHz、Band41は20MHzという場所です。

まずiPhone SEでテスト。Band1の20MHzエリアであることからBand18よりも優先的にこのBand1につながるようです。スピードテストの結果は以下の通り。



まずまずの結果です。この測定場所から少し移動するとBand41の電波状況が向上するため、自動的にBand41にハンドーオーバーします。この挙動はiPhone6sと同じです。Band41でのスピードテストの結果は以下の通り。



Band41ではあまりスピードが出ませんでした。それでも双方とも、一般的なスマートフォンの利用には全く問題ない結果です。

iPhone6sの通信速度は桁違いだった


なお同じ場所でのiPhone6sの結果は以下の通り。



上の結果がBand18を掴んだ時の測定結果。Band1(20MHz幅)とキャリアアグリゲーションをしてもiPhone SEの結果とあまり変わらリません。Band18側がかなり混雑している可能性があります。下の結果はBand41同士のCAをした結果であり、圧巻のスピードです。iPhone SEの結果も考慮すればここで使っているCA用の周波数はかなり空いていると考えられます。

以上、通信速度の比較でした。