2016年5月18日水曜日

iOS9.3.2で一部のiPad Proが使えなくなる不具合 ここでAppleは失敗できなかったのに

iOS9.3.2が昨日リリースされました。軽微なバグの修正やセキュリティ面での改善が含まれているようで、僕も早速アップデートしました。しかし一部の9.7インチiPad Proでアップデートに失敗して端末が動かなる動かなる不具合が発生しているようです。


被害者は比較的多め?


一部のiPad Proと書きましたが、全てのユーザーで起こる不具合ではないみたいです。しかし僕がいつも拝見させてもらっているブログでも同様の不具合が発生しているようです。比較的多くのユーザーが被害にあっていると思われます。


またこのニュースを聞いて、アップデートを回避している人も多くいると思います。最近のiOSのアップデートは比較的順調にこなされていることが多かったのですが、久しぶりにアップデートでの失態です。

iOSのアップデート失敗は製品戦略にも響く


今回のような不具合でiOSのアップデートは危険という印象をユーザーが持ってしまうと、最新のOSをインストールするユーザーが減ってしまいます。そうなれば新サービスや新機能を一気に普及させることが難しくなり、Appleの製品・サービス戦略にも影響を与えてしまいます。


今はWindowsの強制アップデートが問題になっていますが、AppleのOSアップデートはここまで忌避されている状態ではありません。しかし今回のような失敗が続けば、ユーザーから「またアップデートかよ」と思われてしまいます。

おそらくiOS10はこれまで以上の機能を盛り込むものになり、iPhoneやiPadの使い勝手を飛躍的に向上させる狙いを持ってリリースされます。そのOSへのアップデートに多くの人が慎重になってしまうの可能性があります。そういう意味でもiOS9.3.2の配布は問題なく終えるべきもで、今回の失敗はAppleにとって痛手になったと思われます。