2013年4月22日月曜日

au iPhone5向けLTE基地局数が2万に迫る、、、が

先ほどの記事でソフトバンクのiPhone, iPad向けLTE基地局で75Mbpsに対応したものが増えつつある、と書きました。では最大の競争相手auはどうでしょう。最新の情報では下り最大37.5Mpsの基地局数は19,197ヶ所にまで増えています。また75Mbpsの基地局免許は14,372にまで増えています。

免許の数で言えばソフトバンクの37.5Mbps(20,599)、75Mbps(2,252)に迫りつつあることがわかります。ただauは75Mbpsの基地局で37.5Mbpsの免許を重複して取得しているケースが大半なため、単純な足し算での比較は成立しません。

さらに基地局の出力もエリアを決める重要な要素です。auが直近で大量に免許を取得しているのが出力4Wの免許であり、いわゆるピコセルと言われるものです。カバーエリアは半径数百メートル程度であり、出力20Wの基地局の数分の一から十分の一程度にとどまります。またこのピコセルの一部はコンクリート支柱タイプのUQWiMAXの基地局に併設されているようで、それほど広い範囲をカバーするものにはなっていないようです。

このように4Wタイプの基地局を大量に設置することである程度のエリア構築は可能ですが、免許数の増加のような急速な広がりを実感するものではないかもしれません。

とはいえ、ソフトバンクの孫社長も言っていましたが、エリア構築をマイクロセル(ピコセル)で行なうことは高速大容量通信においては必要なことなのかもしれません。このような基地局の設置方法や出力から推測すれば、おそらくですがauのiPhone向けLTEはUQWiMAX程度のエリアを目指していくのかもしれません。

4Wタイプの基地局免許